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遺言書がないとどんな問題があるの?

遺言書がないと死後、どんな問題が起きる可能性があるのでしょうか?
代表的なケースは・・・

  1. 配偶者が住む家を失った
  2. 配偶者の親兄弟から財産を要求された
  3. 銀行からお金を引き出せない
  4. 相続手続きに時間がかかりすぎる
  5. 内縁関係の相手が財産をもらえない

以下で具体的なケースをいくつか見てみましょう。

①  妻が住む家を失った
ある70代の男性が泣くなり、妻と2人の子供が残されました。男性は生前、妻に「俺が死んだらこの家はお前に上げるから、預貯金は子供たちと平等に分けてくれ」と言っていました。
しかし、長男夫婦は「どうせこれから私たちがお母さんと同居して面倒を見るんだから」と、自宅を長男の名義にするように要求し、妻はそれに応じました。
ところが数年後、嫁との仲が悪化して、妻は追い出されるように家を出ました。結婚した長女宅に身を寄せましたが、狭いマンション暮らしや反抗期の孫との関係にいたたまれなくなって再び家を出て、その後は友人の家に泊めてもらったり、ビジネスホテルを点々とするなど、落ち着かない日々を送っています。
預貯金も長男に取られてしまったため、老人ホームに入居することもできず、何とか年金で生活費をまかなっているという状況です。
妻は、「あの人は生前、財産を残すといってくれたのに、どうして遺言書を作ってくれなかったのか。いつも口ばかりで、本当に頼りにならない人だった」と、亡き夫を恨む毎日です。

②    夫の兄弟から財産を要求された
40代の女性が、交通事故で夫を亡くしました。子供がいなかったため、妻だけでなく夫の弟も相続人になりました(夫の両親はすでに死亡しています。
夫は生前、弟とはほとんど交流がなかったので、妻は弟が放棄するものとばかり思っていました。
しかし数ヵ月後、弟の代理人と名乗る人がやってきて、弟には遺産の4分の1を相続する権利があると主張しました。遺産と言っても、財産のほとんどは不動産です。妻は義弟兄さんを分けるために自宅を売らなければなりません。

③    銀行からお金を引き出せない
60代の男性が亡くなった後、妻が生活費を下ろそうと銀行に行きました。
窓口で男性が亡くなったと告げると、行員はお悔やみを述べた跡「ご主人が亡くなったので講座は使えなくなります。お金を引き出すには相続人全員の同意書か遺産分割協議書が必要です」といいました。
遺産分割協議のためには相続人が全員揃わなければなりませんが、実は、この夫婦には数年前に家出して連絡のつかない長男がいます。
妻は、家庭裁判所で財産化離任を決めてもらえば相続手続きができると聞きましたが、手続きには数ヶ月かかるそうです。すぐにお金を引き出せないことがわかって、妻は途方にくれてしまいました。

④    相続手続きに時間がかかりすぎる
30代の男性は、母親の葬儀が終わったあと、弟と今後のことを話し合いました。
「とりあえず相続手続きをしなくちゃいけないな」と切り出すと、続けて弟が「でもうちの財産って、いったいどれぐらいあるんだろう?」・・・。
母親は、数年前に亡くなったおっとのっざいさんをすべて相続していましたが、その内容を子供たちはよく走りませんでした。全員家を出ていたたため、母親がどの金融機関に口座を持っていたのか突き止めるだけで一苦労です。
また、金融機関ごとに相続手続きの方法が異なるため、すべての手続きを終えるのに半年以上かかりました。もし兄弟仲が悪くて話し合いがつかなければ、もっと時間がかかったことでしょう。
すべての手続きが終わった後、弟がやれやれといった表情でこんな愚痴をこぼしました。
「全く、うちはサラリーマンなんだから、相続手続きにそんなに時間をかけていられないんだよ。お母さんも遺言書ぐらい残せばよかったのに、本当に迷惑だよな」
男性は弟をたしなめながらも内心、「全くそのとおりだな」と同意しました。

⑤    内縁関係の相手が財産をもらえない
数年前に妻を亡くした60代の男性が、ある女性と内縁関係になりました。男性は、「もし自分に何かあっても、女性と仲の言い渡しの子供たちが面倒を見てくれるから大丈夫だろう」と考えていました。
しかし、男性の急死後、子供たちは女性にマンションを明け渡すように要求しました。入籍していない女性に相続権はなく、子供たちともめたくないと思った女性は、涙ながらに出て行かざるを得ませんでした。

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